10月28日

 友達とその子と一日外遊び。朝9時に家の前で拾ってもらって、いつもどおりその子には泣かれて、でもだいぶ早くに泣き止んだ。ポーズとしての泣きなんだと思う。2歳半のその子はよく喋る。甥よりも。いつだったか、甥は少し成長が遅れているみたいだと母が言っていた。弟の子で、両親の孫でよかったと思った。

 

 潜水艦から見た景色がとてもきれいだった。熱帯魚や珊瑚礁だけではなく、鮫もいて。

 お昼を食べたら私も友達も眠くなって、助けを求めるようにコーヒーを飲みに入ったカフェで仕事の話をしていたら彼女が泣きだした。事態は思っていたよりも深刻で、彼女の境遇、キャリアや業績を考えると無理もないことだった。私の前で泣いてくれたことをうれしいと思ったのに、落ち着いて、彼女のためになるような言葉や情報をずっと探していた。

 私は本当に子育てをしたいのだろうかと、もう何度目もの問いを投げかける。考えれば考えるほどわからないのは、仮にできるとしたら「その子のための子育て」をしたいのであり、私や周りの人のためにすることは望んでいない。できるかもわからない、まだ見ぬその子のためになるかだなんて永遠にわかりっこない。

 

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