1月28日

 若干の二日酔いを感じながら美容院。どんどん好きな髪型になっていくのでうれしい。担当の人に巻いてもらうと、普段は少しやりすぎなのだと気付く。顔周りも前髪も。熱が通っている・波になっている、そのくらいがちょうどいい。

 

 条件では好きになれないのはもう仕方ない。私はそういうところでは合理的になれない。「この人に寄せられた好意を受け取らないのは愚か」、そう思っていつもの私ならしない選択をした結果地獄を見た(見させたことも含めて)ときの居心地の悪さは、まだ鮮明に覚えている。「おはよう」のLINEがきたとき「きちゃった…」と思って通知を切り、夜まで放っておいたときのこととか。今日の人もその類の人だった。

 

 まりさんに会ったのは1年半振りくらいだったと思う。相変わらずかわいくておもしろい。すごく合理的で、プライベートでも目的志向が強めの人。だからドライなところはとことんドライで、おもしろい。好きだけど二人では会わないんだよね。それがちょうどいい関係性ってあるし、あってもいいなと最近思う。そういう存在の人は何人かいる。

 アイスコーヒーを飲んでいたらお腹が空いてきて、しかもフォーの気分だったから、二人を見送っていつかのお店に一人で向かった。お店にお客はほぼ私だけ。もう一人はまもなく会計を済ませて出ていった。鶏肉のフォーと生春巻きを迷わず注文した。おいしくてしあわせだった。一つ先の駅から地下鉄に乗ろうと思っていたのにぼんやりしていたらとっくに通り過ぎていたので、そのまま歩いて帰った。

 

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