祖母との面会。近くのパティスリーで施設の職員さんへのお年賀を買うというので、私も友達へのお土産にクッキーを。自分で食べる用の、オレンジピール入りのパウンドケーキは買ってもらった。
祖母は前回、夏に会ったときよりだいぶ元気そうで、いまの施設が合っているのだなと思った。ほとんど話しはじめない内に母の携帯に下の弟から電話がきて、祖母は20分くらい話していたんだけど、昔話をしながら何度も涙を流していた。その記憶力にもだけど、こういうときに泣く人なのだということにも驚いた。「あなたが幸せならいいの」と何度も呟いては泣いていたのが印象的だった。電話が終わり、今度は私に元夫のことを尋ねるので、もう叔母にも伝わったことだしと「いなくなったんだ」と伝えたら母は祖母の後ろで顔面蒼白。祖母がつかみかねているのをいいことに「海外赴任になっちゃって」と勝手に重ねる。結局私には、中国へ赴任している夫がいることになった。いつまで既婚者のふりを続けたらいいんだ。
帰ると母がお蕎麦を茹でてくれた。一昨日の夜の鴨鍋でとった出汁を使ったお蕎麦。信じられないくらいにおいしかった。
夕方の新幹線。お土産売り場には長蛇の列。会社の人へ渡すくるみっこを携えて並びながら、何本か後の便に振り替える。思っていたよりスムーズに進んだので、結局元に戻した。結構混んでいたのに、AにもBにも人がいなくてラッキーだった。B、たしか埋まっていたはずだったんだけどな。
荷解きを終えるとスーパーへ行き、主に野菜を買う。夕飯は母からもらったランプ肉でステーキ。付け合わせはほうれん草と舞茸。この二つをオリーブオイルでソテーして、塩胡椒だけで味付けするのが最近の好み。
