10月22日

 最近、そのせいで私自身がうんざりして、その結果とても疲れているということをようやく自覚した。不利が働かないから付き合うということは、流されていることとほとんど変わらない。そう気づいたとき、呆れとか後悔とか軽蔑とか、直視していたらおかしくなりそうなくらいに鋭い気持ちが一瞬のうちに溢れ出てきた。

 

 具体的な問いかけに甘えて全て打ち明けていた。もう何度も言わせている「自分のことを大切にして」というフレーズがこれほどまでに響いたことはなかった。切実とか焦りとか、そういう言葉がしっくりくるような心境。

 私のことなんて私がいちばん信じられない。ただ、なにをどうがんばっても言い逃れできない領域のど真ん中に沈んでいっているのを感じていた一方、自然と「もう会いたくない」と思ったのを見逃さなかった。大袈裟でなく一筋の希望のようで、すごくきらきらして見えた。思い出すことはできても共感はできない。体調の悪いときに、妙な夢を見ていたような感じがする。