2月18日

 飲茶を食べて、コーヒー片手にドライブして、観覧車に乗って水族館をまわって、テレビ塔を眺めてスパゲッティを食べて、次の約束をしてマンションの前まで送ってもらって、いまは箪笥にもたれて床にへたりこんでいる。

 望んだ方向に努力ができて、それを花開かせる力がある人なのだということはわかった。そして、なにかが決定的に浅くて狭い。精神が幼いとでも言えばいいのだろうか。誰しもそういうところがあるのは当たり前で、ましてや相手は私よりだいぶ歳下だというなのに、今夜の私はそれに戸惑って、本当ならもう少し突っ込んだ話をしてもよかったかもしれないのに当たり障りのないリアクションしかできなかった。