3月27日

 日中眠くなったとき、猫のことを思い出した。4年前に死んでしまった、私が中学三年生のときにうちにきた、白くてかわいい猫。父と言い争って部屋にこもっていたとき、とにかくひたすら勉強する必要があったとき、母が、すっかり大きくなった猫をその腕いっぱいに抱いて私の部屋のドアをノックした。

 お腹が痛かったんだったら、ご飯を食べられなくなったんだったら、もっとわかりやすく教えてほしかった。一緒に育ったはずだったのに先に死んじゃったことがときどきすごく悲しいし、私のぽっと出の心配性のために最後お家でゆっくりさせてあげられなかったこと、本当に後悔してる。

 

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